10月8日 (日)、4年ぶりに復活した札幌でのプライドパレードを、
TRP共同代表理事の杉山文野がリポートします。

札幌市で行われた『さっぽろレインボーマーチ+』に参加して参りました! 札幌では1996年からパレードが行われていましたが、2013年に一旦休止。 今年から再び地元の学生さんが中心となってパレードを復活させたとのこと。 4年ぶりに行われたパレードでは約1.8km、札幌駅付近のメイン通りを中心に約1時間ほどかけてゆっくり歩きました。 以前に比べ規模は少し小さくなったようですが、家族連れの方や現地のインターナショナルスクールの生徒さんなど、年代も国籍も様々。 和やかなムードのとても素敵なパレードでした。 今回は歩きながら地元の方々ともいろいろお話しすることができました。 「地元から夜行バスに乗って参加しにきました。職場で理解がなくて、まだなかなか言えないんです」 小学校の先生をやられているという20代の方。札幌ではだいぶ話題になる機会も増えてきたけれど、そこから少し離れればまだまだ情報や理解が不足しているという現実も。 その一方で、 「こうゆうのは参加することに意味があると思って」 と、トランスジェンダーの弟さんと共に参加されていたお兄様。地元や職場ではなかなかカミングアウトはできないんだけど、家族に理解があるのは本当に嬉しいと、兄弟で参加されている姿には僕まで嬉しくなってしまいました。 札幌市では、政令指定都市として初めての「パートナーシップ宣誓制度」が今年の6月からスタートするなど、注目を集めています。今回は秋元克広札幌市長からのメッセージも寄せられ、さっぽろテレビ塔もパレードに合わせてレインボーに染まるなど、街全体としての盛り上がりも感じられました。 まだ様々な課題はありますが、できるところから一歩ずつ、みんなで協力しながらこのレインボームーブメントを全国にどんどん広げていきましょう! 関係者の皆さま、本当にお疲れさまでした&ありがとうございました!

実行委員長の森口さんと。

台湾から参加の皆さん。

華やかなドラァグクイーンの方たちはこの後フロートに!

カラフルなフロートがパレードを先導。

メイン通りを中心に約1時間ほど歩きました。

最後はみんなで集合写真。

レインボーに染まったテレビ塔(18:30~19:30)。

公式パンフレットには、秋元克広札幌市長からのメッセージも。

取材・文/杉山文野
■さっぽろレインボーマーチ+2017

日時:2017年10月8日(日)13:00~
参加者数:451名(実行委員会調べ。歩道を歩いた方も含め)。警察発表374名。
公式サイト:http://rainbowmarchplus.com/index.html